世界経済に影響を与えている上海のロックダウンは週末に感染者が2日連続でゼロだったので、終わったかと思っていましたが、新たに上海の隔離区域外で58人の感染者が確認されました。
振り出しです。ゼロコロナはやはり無理がありますね、今後も繰り返されそうです。
そして4月の製造業購買担当者指数PMIは47.4と節目の50を2カ月連続で下回ってしまいました。非製造業の景況感は前月より6.5ポイントも低い41.9です。北京の大手ホテは客室稼働率は5%を割り込んでいます。
ゼロコロナ政策ではGD成長率の政府目標5.5%達成は不可能ですね。
さらに、中国は金融緩和を進め、米当局の監査へ協力するように企業へ指示していますが、規制は緩めません。習近平国家主席は、独占禁止への取り組みを強化し、無秩序な資本の拡大を防ぐと改めて発言しています。
しかし、具体的な期限や内容を示さず、企業の健全な発展を支援するとしているため、ハト的に市場はとらえています。
中国銀行保険監督管理委員会は中国4大銀行に総損失吸収力(TLAC)債の発行を許可しました。
TLAC債は巨大銀行が経営破綻したら影響が大きいため、公的資金を使って救済しなくても済むように、債権者に元本の削減や免除を要求することができ、普通株への転換も可能で、中国の金融システム混乱を防ぐ措置です。
あらかじめ損失を吸収できる規模の社債を発行しておき、破たん時に社債保有者が損失を負担する仕組みです。
巨大銀行破綻リスクに備えています。
緩和姿勢により、中国主要ネット企業の2倍レバレッジETF CWEB 週間で+35.5%
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