🌟ご挨拶・全体観🌟
おはようございます❗️5/3火曜です❗️
セル・イン・メイの5月が始まりました!
5月のSP500の成績はどの期間でもだいたい±0%前後で下から3~4番目くらいの成績です。
今週は歴史的利上げが始まるFOMCが木曜の早朝にあります!
そして金曜は雇用統計です。雇用が悪くなれば原油価格は下落しそうです。決算もたくさんあります!
決算は比較的好調で、これまでに報告した企業の80%以上がアナリストの予想を上回っています。
GAFAM+Tの決算は4勝2敗と勝ち越しでした!
今週はPFE,ABNB,AMD,MRNA,MAR,SHOP,DDOG,RCL,SQ,LCIDが注目です。
しかし、4月はナスダックが▼13.3%でリーマンショック時の2008年10月の▼17.7%に次ぐ歴史的下げを記録してしまいました。
また、株式と債券の両方が10%以上下落したのは初めてという異常事態です。
企業の設備投資額は堅調ですが、同時に事業拡大とは逆の、自社株による株主への利益還元に力を入れ始めていて、年初から今の時期までの自社株買い額は過去最高になっています。
インフレ退治は大事ですが、株価下落による逆資産効果が経済に及ぼす影響は大きいので、FOMCでどのような発言があるのか注目です。
週末はFOMCや経済関する報道が多かったです。
市場は既に悲観的すぎると思えるくらい利上げを折込んでいます。
6月に0.75bp、5,7,9月に0.5bp、11,12月に0.25bpの利上げ折込みです。
WSJのニックさんの記事でQtについて記載があり、6月開始の公算で開始数ヶ月以内で950億ドルに到達する見通しです。ただし、QTが市場と経済に与える影響はFRBも含め誰も分からない言ってもいいと不透明感満載の表現がありました。
ファーガソンFRB元副議長は米経済のリセッションは間違いなく50%を超え、避けられないと発言しました。
1961年以来、FRBはインフレ抑制で9回の利上げを実施し、8回でリセッションしています。パウエル議長はワシントン・ポスト紙に今回は違うと発言しています。
パウエル議長からは少し優しいニュアンスが期待されます。
今日は10年債が2018年以来の最高3.01%まで上昇し、2.977で引けました。
VIXもは最高36.64まで上昇し、32.33で引けました、一時ヒートマップは赤でしたが、最後の1時間でハイテク中心に半分くらいは緑色になりました。
金利は上昇しましたが、ナスダックは売られすぎで休息日になりました。
景気のいい話では、ウォーレン・バフェットさんが率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイは、金融市場が不安定化する中、1~3月期に6.6兆円を投じ、シェブロンやオクシデンタル・ペトロリアム株を大幅に積み増す積極投資です。
マイクロソフトが買収予定のアクティビジョンブリザードも9.5%取得していましたね。 アップルも6億ドル相当追加購入!
今まで正気でいられたから成果を上げることができたとおっしゃっています。頼りがいがあります!
🌟4月の米ISM製造業景気指数、雇用も鈍化!🌟
米供給管理協会ISMが発表した4月の製造業景気指数は予想57.6と前月の57.1から上昇見込みでしたが、低下し55.4でした。
50以上なので景気拡大は継続です。
しかし2カ月連続低下で、2020年7月以来の低水準です。
景気指数低下の要因は
・中国のコロナロックダウンの影響が夏に出るとの懸念。
・消費がモノからサービスに戻りつつあるため。
です。
新規受注と生産の指数は拡大圏にはとどまったものの、いずれも2020年5月以来の低水準でした。
<インフレ 鈍化も高止まり>
仕入れ価格指数が87.1から84.6へ低下しましたが非常に高い水準です。
<供給網の混乱 悪化>
各社の決算で常に出てくる供給網も混乱については、
供給業者の納入を示す指数は50を上回ると納入の遅れですが、65.4から67.2へ上昇してしまいました。
<雇用指数 鈍化>
雇用指数は7カ月ぶりの低水準の50.9で雇用ペースも鈍化しています。
インフレ継続です。
ISMの会長はサプライチェーン制約を受けた環境にあり、4月は労働力不足解消に向けた成果が供給網の全階層で鈍化したと分析しています。
インフレ、供給網の混乱は継続、雇用指数は低下しています。
コロナの金融緩和効果も利上げと共に消えてしまうのでしょうか。
🌟中国経済悪化、習近平さんもハト派へ?CWEB週間で+35%!🌟
世界経済に影響を与えている上海のロックダウンは週末に感染者が2日連続でゼロだったので、終わったかと思っていましたが、新たに上海の隔離区域外で58人の感染者が確認されました。
振り出しです。ゼロコロナはやはり無理がありますね、今後も繰り返されそうです。
そして4月の製造業購買担当者指数PMIは47.4と節目の50を2カ月連続で下回ってしまいました。非製造業の景況感は前月より6.5ポイントも低い41.9です。北京の大手ホテは客室稼働率は5%を割り込んでいます。
ゼロコロナ政策ではGD成長率の政府目標5.5%達成は不可能ですね。
さらに、中国は金融緩和を進め、米当局の監査へ協力するように企業へ指示していますが、規制は緩めません。習近平国家主席は、独占禁止への取り組みを強化し、無秩序な資本の拡大を防ぐと改めて発言しています。
しかし、具体的な期限や内容を示さず、企業の健全な発展を支援するとしているため、ハト的に市場はとらえています。
中国銀行保険監督管理委員会は中国4大銀行に総損失吸収力(TLAC)債の発行を許可しました。
TLAC債は巨大銀行が経営破綻したら影響が大きいため、公的資金を使って救済しなくても済むように、債権者に元本の削減や免除を要求することができ、普通株への転換も可能で、中国の金融システム混乱を防ぐ措置です。
あらかじめ損失を吸収できる規模の社債を発行しておき、破たん時に社債保有者が損失を負担する仕組みです。
巨大銀行破綻リスクに備えています。
緩和姿勢により、中国主要ネット企業の2倍レバレッジETF CWEB 週間で+35.5%
🌟ZIズームインフォ決算速報!売上yoy+58%🌟
ZoomInfoは、世界で25,000以上の企業の市場投入ソフトウェア、データ、およびインテリジェンスのリーダーです。
決算クリアもアフターで+0.08%
いつも決算後に上昇しますが、買収の発表でアフターは下げました!
しかし回復!
Q2と22年のガイダンスも全てクリア!
・売上は2.417億ドルでyoy+58%
・調整後営業利益9750万ドル yoy45%
・営業利益率 +39%
・営業キャッシュフローは1.05億ドルyoy+13%
<Q2ガイダンス>
⭕EPS 0.175(予0.17)
⭕売上 254M(予242.2)
<22年ガイダンス>
⭕EPS 0.76(予0.71)
⭕売上 1.065B(予1.02)
CEOはZoomInfoRevOSプラットフォームを採用し、効率的に市場に参入する企業が増えていますとのこと。
採用マーケティング会社のComparablyを買収したと発表。
強力なタッグと見られています。
Comparablyは、従業員レビューサイトで、職場の文化、給与、企業ブランドの評価を紹介する唯一のプラットフォームです。
月に300万人を超える人々が、包括的なデータに依存しています。60,000のグローバル企業で1,500万を超える評価とレビューを行っています。
Comparablyのデータを使用し、採用担当者の検索オプションを充実させ、数百万の質の高い採用情報を提供することで、TalentOSをクラス最高の人材プラットフォームにする計画です。
🌟トランプさんのSNSは5月末立ち上げ予定🌟
DWAC ▼8.55%
トランプさんのSNSトゥルース・ソーシャルを運営するCEOは、ウェブブラウザを5月末に立ち上げると発表。
同時に、トゥルース・ソーシャルのアンドロイド端末向けアプリを公表します。
現在はグーグルの承認を待っている状態だそうです。
ただし、SPACの合併承許可が下りるかはわかりません。
3月末までに問題なく運用できるようにすると言う公約は達成できず、技術部門の責任者は辞職しました。 今回も達成できなければ信用がさらに低下しそうです。
🌟ロシア原油制裁で原油価格どうなる?🌟
ロシア財務省は4/4に期限を迎えたドル建て国債の利払いと元本償還840億円をドルで支払ったためロシアのデフォルトは回避される見通しです。ルーブルも強いし、戦争はいつまでも続きそうです。
EUの制裁状況ですが、ドイツは慎重姿勢を転換し、ロシア産原油輸入の即時停止を表明、負担は重いが、準備ができているとしています。
これでEUの制裁計画が加速です。
現時点で禁輸は段階的に実施し、完全な輸入停止は来年初めになる公算です。
しかし、EUの禁輸制裁は一枚岩にはなっておらず、EU全体としてのロシア産エネルギー禁輸にハンガリーは断固として反対を表明しているため、EUはハンガリーと依存度が高いスロバキアは免除し、制裁を行う可能性があります。 ここから転売される可能性はないのでしょうか。
先週のエクソンモービル決算では、ロシアのサハリン沖での石油・天然ガス開発事業「サハリン1」からの撤退で234億ドル(4400億円)損失をを計上していました。
ロシアのエネルギー企業は、脱ロシアが進み長期的には衰退しそうです。
XOMチャート +1.36%
天然ガス先物は今後2週間は例年より気温が高く、冷房需要が増加するとの見方で米市場で2週間ぶりの高値です。
🌟本日の朝刊は以上です、では楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。
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