米新規失業保険申請、22.9万件に増加 依然引き締まり示す水準
米労働省が9日発表した6月4日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比2万7000件増の22万9000件と、市場予想(21万件)を上回って増加した。ただ、労働市場の引き締まりを示す水準からは乖離していない。
米新規失業保険申請件数、7月以来の大幅増-連休を含む – Bloomberg
6月4日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)
の発表がありました。 最近リストラ発表が相次いでいるので、景気後退が近づいているか確認してみましょう。
結果は、ほぼ1年ぶりの大幅増でした。
前週比2.7万件増の22.9万件と市場予想の21万件を上回りました。
ただし、祝日のメモリアル・デーが集計期間に含まれています。失業保険統計は祝日前後にノイズが入りやすいため、次週の統計で再確認が必要です。
失業保険継続受給者数は週130万人とほぼ横ばいでした。
ムーディーズのエコノミストは採用難が広がっていて、企業は解雇を控えていると指摘。
若いハイテク企業や、消費がモノからサービスにシフトしたため、小売業者には雇用の弱さが見え始めています。
新規申請件数はコロナ前の水準付近ですが、今回のような大幅増が続けば雇用市場軟化です。
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