TSMCの最先端半導体製造に死角、途上国一国を上回る電力消費量 – Bloomberg
朝刊太郎
半導体トリビア!製造装置が増えると石炭が儲かる!
・TSMCの最先端半導体製造が途上国等を上回る超電力消費!
・EUV露光装置の消費電力、一世代前製品の10倍!
極端紫外線(EUV)露光装置は非常に短い波長の光をでシリコンウエハーに回路を焼き付けます。10万個の部品で構成され、価格は1億5000万ドル(約205億円)を超え!製造しているのはオランダのASMLホールディング1社のみです。
最も多く導入しているのはTSMCで80台余り保有していて、回路線幅が3ナノ(100万分の3mm)用の新装置導入に200億ドルを投じる計画。
TSMCの電力消費は人口2100万人のスリランカを上回る見通ししで、25年までに台湾全体の電力の12.5%に拡大する予想です。
電力不足が発生した場合は他の業界がより大きな打撃を受けるため、再生可能エネルギーの活用が大至急ですが、台湾は化石燃料になお大きく依存しています。
サムスン電子がある韓国も60%強が石炭・天然ガス。
株価低迷のインテルは各州の工場がグリーンエネルギー活用で21年に再生エネが消費電力の80%です。意外にクリーン!
ASMLは25年のEUV露光装置の出荷目標台数を当初の70台から90台に増やす検討中です。
最先端の半導体製造企業は自前の発電所なしでは電力需要満たせない時代に突入しそうです。
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