アップル、Amazon決算で供給網混乱の懸念が高まる中、
注目の3月個人消費支出(PCE)の発表がありました❗️
その前に、昨日はGDPがマイナスで驚きました。69人中、5人しかマイナスを予想していなかったそうです。主に自動車への大口在庫投資と卸売り、輸出、国防関連。オミクロンの影響などが原因のようです。
米GDPの7割を占める個人消費支出はGDPの先行指標とされ、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは、FRBがインフレ指標として重視しています。
🔥3月のPCEは前月比で0.9%上昇し、前年同月比でも2月の+6.3%から+6.6%とさらに悪化しました。
過去40年で最悪でした。
コアPCEは前年同月比では2月の+5.3%から鈍化していますが、5.2%と高水準でした。食品とエネルギーを抜けばわずかに鈍化なんですね。ただし、前月比では0.3%上昇しています。
⭐️5月に50bp利上げの後の6月に75bp利上げ折込みが進んでいます。実現すれば信じられない利上げペースです。
⭐️個人消費支出は予想の前月比+0.7%に対し+1.1%上昇ですごく強いです。旅行や外食、ホテルなどのサービス支出が増加しています。 このセクターは明るいです。
エコノミストは米経済は良好で景気後退はしていないと見ています。
これでも昨日発表されたGDPはマイナスなんですね。
そして雇用コスト指数も発表されました。
賃金の上昇は止まらなくなるので、これもFRBは嫌っています。
1-3月は前年同期比で+4.5%で10~12月期より+1.4%でした。
🔥そして、賃金給与は四半期の伸びとしては統計上最大の前年比4.7%上昇です!
数字だけ見れば完全にアウトですね。供給網が混乱している中、生産性が同じように向上しているはずがありません。
中間選挙もありますが、インフレを止めるには株式市場のことを考えている余裕はなさそうです。
暴落時に株価を回復させるのはパウエルさんは得意なので期待しています!
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