OPECプラスが来月の生産について発表しました。
各国はロシア産原油不買による原油高緩和に貢献するよう求めていました。
しかし、ロシア産石油の禁輸が前進し、世界的に市場逼迫が見込まれる中にあっても、供給拡大を小規模に抑え、6月も日量43.2万バレルの生産拡大で合意しました。
毎回増産目標を達成できていませんから、この会議の意味はあるのかという状態です。
目標値との乖離がだんだん大きくなっていきています。
もともとOPEC+の親玉はロシアです。
🔥今回の会議時間は10分ちょっとしかなかったようです! 出席取って、賛成と言って終わりですね。次回は6/2です。
🔥米国上院は、OPECとその同盟国への独占禁止法案を可決しました! 2年前にアメリカはOPEC+に石油生産を減らすよう圧力をかけてましたが、逆ですね。
石油生産・輸出禁止カルテル法案(NOPEC)は、OPEC+によるガソリン価格の上昇から米国の消費者を保護するように設計されています。
法案可決には上院、下院での可決が必要です。
OPECとの溝がさらに深まります。
また、各国政府は戦略石油備蓄(SPR)を最大1.8億バレル放出して、価格を下げようとしていましたが、減った備蓄の補充で秋に6000万バレル購入の入札を行う予定です。上昇圧力ですね❗️
米国エネルギー情報局(E I A)は、石油生産量が今年約80万バレル/日増加し平均1200万バレル/日になると予測していますが、パイオニアナチュラルリソーシズのCEOはサプライチェーンと労働力不足を考えると、難しいと決算で述ました。
米石油生産量は、稼働中の掘削リグの数が増えているにもかかわらず、数カ月間比較的横ばいにとどまっているため、第2四半期の生産コストは9.23ドル/boeから11.14ドル/boeにほぼ20%増加すると予想しています。
PXDチャート・決算クリア +1.46%
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