米生産者物価指数、8月は前月比0.1%低下-前年比では8.7%上昇
8月の米生産者物価指数(PPI)は前月比で低下し、2カ月連続でのマイナスとなった。燃料コストの低下が続いたことが背景。ただ基調的な生産者物価の動きを示す指標は上昇し、生産パイプラインでインフレが根強く続いていることが示唆された。
昨日の消費者物価指数はコアは悪化か横這いでした。
今日は、生産者の物価指数PPIの8月分です。
米生産者物価指数の8月は前月比0.1%低下、前年比では8.7%上昇でした。
結果は前月比は2カ月連続でのマイナスですが、前回の▼0.5%よりも下げ幅は鈍化しています。
燃料コストは低下も、インフレは根強く続いています。
・食品は前月から変わらず。
・食品とエネルギーを除いたコアは前月に続き+0.4%
コアが良くないのはCPIと同じですね。
・サービス価格は0.4%上昇と、3カ月ぶりの大幅な伸び!
ブルームバーグは「需要減速やサプライチェーンのパフォーマンス改善、ドル高という状況の中で財のインフレは鈍化が続く、多くの人手を要するサービス業界で生産者には強い賃金上昇圧力。サービス業界で賃金物価スパイラルが起きる懸念が強い。FRBは2023年上期の終わりまで利上げ継続」と分析しています。
コロナは収束し、物流はOKですが、特にサービスの賃金インフレとは長い闘いになりそうです。
懸念が高まっている鉄道業界のストライキが回避されることを願います。
ストなら、食品、木材、石炭等が大きな影響を受けます。
ストライキが始まったらこの辺りは買いでしょうか?
鉄道の4900人の機械工や整備士労働組合は本日、暫定合意を拒否。
ユニオン・パシフィックやバークシャー・ハザウェイの鉄道部門BNSF、CSX、ノーフォーク・サザンを含む鉄道輸送大手が米東部夏時間16日午前0時01分の期限までに6万人を代表する労組と労使契約で暫定合意できなければ、ストに突入する可能性。
昨日もお伝えしましたが、ストなら米経済に1日当たり20億ドル超の損害をもたらす恐れ❗️
鉄道株は出来高を伴い、窓を開けてさがってます。
UNP▼3.69%
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