世界銀行は中国経済成長率見通しを引き下げました。
昨年は8.1%、今年2.8%です。中国を除くアジア経済は5.3%予想なので、1990年以来初めて中国の成長率がアジア諸国を下回る見通しです。 この10年は中国が世界経済を牽引しましたが、ゲームチェンジが起きています。
中国工業利益マイナス続く、1-8月は2.1%減-生産者物価減速響く – Bloomberg
中国の1~8月の工業利益は前年同期比▼2.1%。1~7月は▼1.1%でした。
8月の生産者物価は前年同月比+2.3%に鈍化。商品相場の下落や電力不足が原因。「ゼロコロナ」政策を堅持しており、散発的なコロナ規制も経済に影響しています。
中国経済、不安定ながら9月も回復継続-世界的な景気鈍化がリスク
中国経済は9月も不安定な回復が続いた。世界需要が軟化し企業景況感が低下した一方、乗用車と主要都市の住宅販売が拡大した。
しかし、9月は不安定ながらも回復です。
世界需要が軟化し企業景況感が低下した一方、乗用車と主要都市の住宅販売は拡大です。製造業の状況は改善も、サービス業は落ち込んでいます。
政府は経済を回復させようと、国内ファンドマネージャーやブローカーを複数名招集し、株式市場の安定に向け、株を売らない等の協力を要請。
中国人民銀行は、期間7日と14日のリバースレポで総額1750億元(244.6億ドル)を金融機関に供給。リバースレポは手持ちの債券を資金化するときに行われる取引です。
四半期末に向けて資金供給を拡大、2月28日以来の高水準。
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