9月はSP500は9%以上下がり、売られすぎからの大反発でスタートしました。悲観こそ買いチャンスだからです。
10月最初のYOUTUBEサムネもこんな感じでした。 ところで、昨日ばっちゃまの動画が全部消えていたのは、米株民にはかなりの衝撃でしたね。
また、中間選挙がある大統領就任2年目は10月以降の上昇確率が高いという過去があります。
FRBは利上げによる株安で逆資産効果を演出し、経済を冷やし、インフレを落ち着かせようとしています。
リセッションが来れば株式市場は上昇に転じるため、8月の求人者数が大きく減少し、ISM製造業指数の低下からそろそろかと期待が高まりました。
しかし、昨日のADP雇用統計は上昇、
ISM非製造業景気指数は横ばい、
という結果から米国経済の強さが感じられたため、株価は強い上昇ではなく、一進一退となりました。
簡単にはいきませんね。
米国株は、歴史的に下げている期間より、上昇している期間がはるかに長いです。完全な上昇に転じてから入っても十分な恩恵を得られるはずです。
でも、SP500の超長期を見ると、上がりすぎに見えて少し怖くなります。 リーマンショック以降、銀行はリスクを抑え、かなり健全ではありますが、こんなに世界中で利上げしていることはなかったですし、40年ぶりのすごいインフレ、FRBはリバースレポで銀行から大量のお金を借り続け、QTも実施することで、市場の現金が少なくなっています。
そして、昨日のOPECの2002年以降の最大の日量200万バレル減産発表があり、原油高からインフレが進む可能性があります。
ゴールドマン・サックスは原油価格の見通しを引き引き上げです。
22年第4・四半期 110ドル
23年第1・四半期 115ドル
10バレルづつ引上げです。高すぎでしょ!当たるなら、今89ドルだからかなりヤバイです。6,7月に逆戻りです。
ロシアは追い詰められているため、さらにエネルギー価格高騰をもくろむかもしれません。 ノルドストリームは破壊されましたしね。
英送電大手のナショナル・グリッドは6日、欧州大陸諸国から電力を輸入できず、ガス火力発電所で使用する天然ガスも十分輸入できなければ、冬に家庭と企業に対し3時間の計画停電を実施と警告!
イギリスは年金基金ファンド破綻しそうで、金融緩和に逆もどり中ですが、昨日、一昨日は、債券購入成立していませんでした。 インフレと財政危機でまたトリプル安にならないか心配です。
昨日も経済政策やり抜く発言でポンド急落させてましたしね。
格付け会社フィッチは英国の長期外貨建て発行体デフォルト格付け (IDR)の格付け自体は「AA-」に据え置きですが見通しを、「安定的」から「ネガティブ」に変更しました。欧州、特に英国発の世界不況が来ないか心配です。
また、複数のアナリストによるFRBの利下げが早まる予想はまだ早いという見方で、センチメントは悪化しています。
FRBメンバーのタカ発言もすごいですよ。
昨日5:00にボスティック総裁は、今年、金利を4%から4.5%に引き上げるべき、たとえ経済活動が減速したとしても、インフレ率が2%のレンジにかなり早く戻らなければ、過剰に反応すべきではないと述べました。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、『利上げの一時停止はまだない』と発言しました。
カナダ銀行総裁もインフレは高すぎると述べています。
本日2:00からシカゴ地区連銀のエバンス総裁はインフレは高すぎる、経済は強い!今年残り2回のFOMCで計125ベーシスポイントの利上げを考えていると発言!株式投資家の希望を砕きにきますね~! ブレないFRBのタカ姿勢。
6:00からウォラー理事、7:30からメスターさんの発言があります。 総攻撃だこりゃ! 株が上がるのがそんなに嫌か?
そしてニックさんがツイッターでガンガンタカ発言拡散中です。
タカ発言は続きますが、経済が悪化の一途をたどれば利上げはできませんから、引き続き金曜の雇用統計、来週木曜のCPIを確認し、現時点ではどっちに転んでもいいようなマインドでいましょう。
金曜日の雇用報告は、良いニュースが本当に良いものではないケースかもしれません (cnbc.com)
ダウ・ジョーンズ調査では、明日の雇用者数は9月は275,000人増加で市場予想の25万人より多いです。
予想通りなら、20年12月以来の低い水準です。
失業率は3.7%のまま、重要な平均時給は前月比で+0.3%、1年前から5.1%増加予想です。
賃金上昇に大注目だから、今晩爆下げちゃうかも?
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