2022.12/3. 11月雇用統計

米国(経済指標共)
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11月雇用統計

米雇用統計、11月の非農業部門雇用者数26万3000人増-失業率3.7%
11月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想を上回る増加となり、賃金は前月に比べて伸びが加速した。インフレ圧力の根強さが示された格好で、米金融当局が政策金利を一段と引き上げる可能性が高まった。

雇用者数は予想を上回る増加で雇用は堅調!

ADP民間雇用統計は同じ20万人予想でたったの12.7万人増でした。ADPは民間50万社、雇用統計は14万社で政府系が含まれます。政府系の雇用はまだ強いのかな?

リストラのNEWSが多いですが失業率は横這い。

ハイテク系の高い給与の社員リストラNEWSは毎日ありますが、

低所得者層の方たちはまだです。低所得者層がリストラされないと

リセッション確率が高まる失業率5%台にはなりません。

簡単に株価上昇の道筋は描けませんでした。

ソフトランディングの可能性がありますが、利下げ開始までは長い長い道のりになるのは間違いなさそう。

平均時給前月比は予想の倍の伸びでした。

 ただ、賃金が下がってきてもインフレが高止まりしてたら最悪なので、賃金の低下は最後の方でいいかもね。

違うアプローチとして、長期の2%インフレ率目標が引き上げられないかが心配です。

増加はいつも通りレジャーとホスピタリティ。

小売業、輸送業は減少。

利上げ予想、ウォール街の来年見込み

12月のFOMCで75ベーシスポイントの利上げとなる確率は昨日19.4%から23%に上昇しました。

次回は50bp利上げでいいのか? いいんです!

最後の1サジのお塩で辛くて食べれない料理になってしまうかの瀬戸際です。米集合住宅家賃は昨日、統計以来最大の下落のNEWSをお伝えしました。

ウォール街の目線も下。昨日はJPモルガンが来年末のSP500は4200と予想。

2023年の失業ショックに備えよ、米株は戻り売りを-BofA – Bloomberg

バンカメは、来年見込まれる失業者急増に備え、戻り売りを勧めています。

ウォール街のストラテジスト、20年続けた米国株強気論を撤回 – Bloomberg

ウォール街のストラテジスト、20年続けた米国株強気論を撤回し、弱気に転じたと記事も出ています。

ストラテジストは占いの水晶玉を持っていないとよく言われますが、17社の予測はバラバラでSP500の来年末までの見通しは10%上昇から17%下落までと、2009年以来最大の幅広さ!

 よくわからないときは買えない・・。

今年は1年前にストラテジストらが示した最も弱気な予想を300ポイント余り下回っています。

 約100年にわたる過去のデータでは、2年以上連続で相場が下落したのは4回だけ。

 来年は大統領選挙から3年目で期待の1年ですが、賃金が粘りづづけるか? 

ウォール街は来年買いたいから株が下がるぞ~!と言ってるのかもね?

12月はPCEでホップ、雇用統計でステップ、CPIでジャンプでクリスマスラリーと思ってましたが、いまのところダメ!

12/13CPIは原油もまあまあ下がって昨年の水準に少しは近づいたし、広範なインフレ低下がさらに進んでいると思います。

それでも前年比で5ドルくらい高そうですが、エネルギーがCPIに占める割合は低下。

予想を超えるCPI低下を期待しています!

翌日のFOMCは50bpでしょうが、今年最後のビッグイベントを楽しみに待ちましょう。 

🌟金利・指数・VIX・実質金利🌟

今日は引き続きの金利低下ですが、ナスダックは下落。

アップルショックでしょう。 

実質金利の低下が止まりません! 

雇用統計は予想より強かったですが、市場はリセッションを折り込んで債券買いが加速中です!

金利低下でダウ買いナスダック売りのトレンドはそろそろ転換するか?

恐怖と欲の指数は69から低下。

今朝のヒートマップ

1週間では上昇

ドル円は雇用統計前に一時133円台に突入。今は134.3。

利上げを続けるので、最近のドル円下げすぎから反発ありそう。

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