Googleは、新しい訴訟を回避するために広告ビジネスをスピンオフすることを申し出た:WSJ (cnbc.com)
アドテクとは、広告配信の効率を上げるためのシステムですが、これが強力すぎるようでgoogleが独占禁止法訴訟されそうです。
しょっちゅう訴訟されてる印象ですが。
ウェブサイトが広告を売る主要ツールのgoogle広告サーバーと、業界最大のデジタル広告マーケットプレイスのアドエクスチェンジをGoogleが統合しました。そして、広告主には、その独自のツールを使用しYouTubeへ広告を出すようにしています。
司法省は、Googleがデジタル広告のブローカーと競売人の両方の役割を乱用し事業を行っているという申し立てについて、調査を行ってきました。この訴訟は早ければこの夏にも提起される可能性があります。深い構造的変化を望んでいます。
googleは訴訟を回避するため、広告掲載ビジネスの一部をアルファベットの傘下の別会社に分割することを提案したようです。
その事業体は、潜在的に数千億ドルで評価される可能性があります。ただしgoogle担当者は否定しています。
他の提案として、youtubeなどで競合他社が直接広告販売を仲介することを許可する案もあります。
Googleがアドテク事業の一部を再構築する動きは、デジタル広告業界を揺るがす可能性があります。広告主は今年、世界のデジタル広告に6,000億ドル以上を費やす予定であり、Googleは仲介者として大きな役割を果たしています。昨年、Googleのウェブサイトやアプリ上の広告販売仲介は、317億ドルの収益でした。
アルファベットは2021年に2570億ドルの収益を報告しました。
メタのザッカーバーグ氏は先週行われた全社員との会議で、今年のエンジニア採用目標を30%減らすことを明らかにしています。
また、同氏は現在の状況を「最悪の落ち込みの一つ」と述べました。アナリストの予想では、フェイスブックの4-6月期の広告収入は、史上初めて前年同期比の伸びがゼロになると見られています。
また、メタ、アルファベット、 ツイッター 、スナップ、ピン タレス ト、アマゾン広告部門の4-6月期の広告収入の合計は972億ドル(約13.22兆円)と、前年同期比9%増にとどまるとみられています。予想通りなら、1-3月期(17%増)と比べて明らかな減速です。
しかし、グーグルは主軸の検索部門が広告事業の大部分を占めており、底力があります。4-6月期の総広告収入は、前年同期比12%増予想です。
しかし、メタは、アップルが昨年iOSポリシーを変したことへの対応がまだ続いています。
TIKTOKの今年のグローバル広告収入は116億ドルを超える予想。前年比で200%増となり、全体規模でスナップ、ツイッター、ピンタレストを上回ります。ティックトックは、ユーチューブとも競合しており、ユーチューブの広告収入は、過去4四半期の平均42%増から、4-6月期は前年同期比8%増に鈍化予想です。
リーマンショック時期にデジタル広告が広告費に占めた割合が約12%でしたが、昨年は67%となっています。オンライン広告収入は経済全体からはるかに大きな影響を受けやすくなっているため、回復するには、小手先の対応以上のことをする必要があると予想されます。
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