昨日のFOMC議事録の市場理解は、
『今後のインフレによっては利上げペースを減速させる。急激に利上げしてきたので影響を見極めたい』でした。
結果、昨日は9月の75bp利上げ予想は52.5%から36.5%へ急激に低下しました⭐️
セントルイス地区連銀のブラード総裁は、9月のFOMCで0.75%の利上げ実施に傾いていると述べました。
インフレ率を目標の2%に戻すには約1年半かかると予想。「インフレに大きな圧力をかけるため迅速な対応が必要。来年まで利上げを引き延ばしたい理由は理解できない」と語りました。
今年で利上げ終わりって受け取りますよ!
SF連銀総裁、来年の米利下げ観測をけん制-3%超継続を示唆 – Bloomberg
データドリブンのデイリー総裁は9月FOMCでは50ないし75bpの利上げが望ましいとのこと。 やはりこの2択ですね。
年内に景気抑制領域である3%をやや上回る水準に、来年には3%をさらにやや上回る必要がありそうだと、来年利下げを見込む一部の投資家をけん制しました!
「利上げ後に水準を維持する戦略は、歴史的に見て奏功してきたと考えている」とのこと。
ブラードさんは急激な利上げで今年で利上げ終わらせる考え、デイリーさんは来年初めで利上げ終了する考えです。
現在、CMEFEDウオッチの年末の政策金利予想は3.5~3.75%が多数派となっています。
先週までは、来年5月だけは3.75~4%が多数派でしたが、今は年末から1年間は3.5~3.75%で固定になる予想です。 ブラードさんはインフレ2%まで1年半と予想しているため、利下げは2024年以降ということです。
9月の75bp利上げ予想は昨日の36.5%から40.5%へ少し上昇。
年末から年初で利上げ終了、9月は50~75bp利上げまで市場折込済です。方向性は見えてきました。
FRBの今までの見込みはずっと間違えているので信じ切ってはいませんが、Don`t Fight FED! 引き締め中はおとなしく⭐️
QTは9月からMBS600億ドル償還に加速するから、1年で25~50bpの10年債利回り上昇効果になって破壊力が増します!
住宅が売れれば10年金利は4%へ上がるかも?
しかしCPIが鈍化し、原油価格の急騰がなければソフトランディングできるかもしれませんね。
歴史的には利下げ発表がないと本格上昇しないので、様子見ではあります。
でも、次に相場が下げたら飛び乗りたくなりますね。
ドル持ってないと今の為替では怖いけど・・
次の方向感は、8/25-27のジャクソンホール会議でパウエル議長が今後の政策を丁寧に説明するので注目です。タカだと思うけど。爆上げするかな?
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