🌟FOMC解説 0.75%利上げ3連チャン🌟
今朝は、重要なFOMCでの政策金利発表がありました!
昨日、FRBの番記者ニックさんが75bp利上げを示唆する記事を書いていましたが、まさにその通り!
3会合連続で75bp利上げとなりました!
予想通りで混乱ないはずですが、直後は多少の反応はありました。
直後の2年債利回りは上↑ 4.123
10年は↑↓のジェットコースター、
株は↓ へ反応。 ビッグイベントですからね!
詳細は後ほど!
今回の利上げで政策金利は3.00~3.25%になりました。
実質GDP、失業率、PCEは前回見通しより全て悪化しています。 2023年末に失業率は4.4%(中央値)まで上昇すると予測。今は3.7%です。0.7%の悪化でインフレ収まるか心配。
ドットチャートを見ると、年末の政策金利予想は4.25~4.5%がFRBメンバー見通しで最も多くなっていて、直前のCMEの市場予想と一致していました。 6月ドットチャートは3.25~3.5%だったので3か月で予想が1%上昇しています。
いかにFRBの見通しが当たらないか!
年内はあと1.25%利上げとなるので、11月0.75%、12月0.50%利上げが既定路線になりました。
今後はここからインフレがどう動くかでシナリオがガラっと変わります。
2023年は4.25~5%の間で均等になっているので、今年で利上げは終わらない見通しです。 利下げは再来年になりそう‥
超長期は前回と同じような予想配分になっているので少し安心しました。2.5%。遠い未来に懸けるナスダックがゴミにならなくてよかった。 長期レバナスホルダーからするとうれしいかも。
FRBの予想は全く当たりませんが、今回のドットチャートが今後の展開のモノサシになります。 賞味期限はすぐに切れますけど。
CPI前年同期比のチャート
今回のインフレは40年前と似ていると言われますが、当時は1960年代後半から10年以上かけてピークをつけて、ボルカー議長の厳しい利上げで収束しました。
今回はコロナから2年3か月でピークを打ったので、短期勝負で40年前よりも収束は早いと予想しています。 既に経済指標にかげりが見えてきています。
来週金曜にPCEの発表があります。個人の消費支出の変動分のうち、物価変動によるものを除くための指数です。
CPIと違い、物が実際はいくらで売れたかが元になるため、経済状況がより反映されます。FRBはCPIよりPCEを重視しています。
CPIと違い、まあまあの鈍化を予想しています。 そうなると景色は一変します。 来週末に明るい未来が見えることを願ってます!
パウエルさんの記者会見では、利下げはインフレが2%に戻ると確信してから検討と厳しい発言がでました。
ただし、前回のFOMCの議事録でもあった、
『ある時点で利上げの経済への影響を評価し、利上げペースを落とす』
という発言もありました。議事録発表後はこの内容で株価上がった記憶がありますが、もはや意味ないですね。
インフレについては、一次産品価格はピークにみえ、サプライチェーン問題は解消されつつあると明るい発言。
ソフトランディングについてはいつも通り、非常に困難という見通しです。
🌟金利・VIX・指数・実質金利🌟
FOMCの内容をまとめてるうちに、SP500は下げを取り戻しましたが、4:00から下落が加速!
指数は全部下げました。パウエル発言の影響ですね。
債券は買われ、利回りは低下しました。2年利回りは前日比プラスですが、下がってきています。それでも4%を超えました❗️2007年10月以来です。
ドルは一時下がりましたが、引けにかけて上昇してきました。
ドル指数のDXYは111を超え! ドル強さが加速!
ドル円も上昇です。ほぼ144円です。
原油は経済冷えるなら下がります。戦争激化なら上昇か? 今日は1%くらい下げ。
ガソリンは一旦下げ止まりのようです。
FOMC前のヒートマップ
FOMC終了後のヒートマップ
引き締めと市場はとらえらたので成功ですね!
出来高は普通くらいで、高くありませんでした。
財務省発表の実質金利は2年以外は全て低下です。
ということで債券市場は今回のFOMCは成功と見ています。
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