PCE(個人消費支出)はFRBが最も重要視していると言われています。個人消費全体から算出し、包括的な指標です。
CPI(消費者物価指数)はPCEより速報性が高く、品目別で算出されます。
個人消費はアメリカの経済活動の3分の2超を占めます!
5月の米個人消費支出(PCE)はインフレ調整後で今年初の減少! 前月分も下方修正。5月から消費が弱くなってきてたんですね! じゃあ6月はもっとヤバそうです。
FRBがインフレ基準値としてる総合価格指数は前月比0.6%上昇! コア価格指数は前月比0.3%上昇で予想を下回りました。
前年比だとよくわからないので、前月比でインフレ調整後がもっともわかりやすいのではないでしょうか。
インフレ調整後の実質PCEは前月比で0.4%減です。
インフレや利上げで、景気が想定よりも弱い🔥
賃金・給与は0.5%増だけど、インフレ調整後の可処分所得は前月比0.1%減と、今年に入って3度目のマイナスです。 CPI8.3%に賃金追いつかず❗️
インフレ調整後の財の支出は1.6%減少と、今年に入って最大の落ち込み。特に自動車への支出が減りました。一方、サービス支出は0.3%増。住宅関連や公益、ヘルスケアが伸びました。
最近ヘルスケア株は堅調ですね!
第2・四半期の最初の2カ月で貿易赤字は縮小したものの、個人消費減速で売れ残りが山積みになっています。
これは景気後退を高める可能性があると見られています。
ついでに6月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は56となり、予想58を下回り前月の60.3から大きく低下!
なのに23時から株価上昇! バッドニュースはグッドニュース!
しかしリセッションってことはEPSの成長がマイナス側になるってことじゃないの? とりあえず今日のPCEは株価に打撃を与えませんでした!
ただし、引けにかけてエコノミストの米経済見通しの下方修正がどんどん出てるようです。
モルガンSは4~6月GDP伸び率を数日前の前期比年率2%から0.3%に一気に引き下げ! やばすぎでしょ🔥
明日はどうなる?
エコノミストの米経済見通し、下方修正相次ぐ-個人消費の落ち込みで – Bloomberg
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