🌟5/5(木)米国株朝刊🌟FOMC!パウエルさんが市場にベホイミ!

朝刊(日付順)
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🌟今朝はFOMC🌟

おはようございます❗️5/5木曜です❗️

今朝は今後の世界経済に大きく影響する米国の金融政策を決定する会合、FOMC(連邦公開市場委員会)がありました! 

インフレは待ったなしの状況で今月から歴史上最高の利上げが開始です。

 世界中がコロナ後の金融緩和による経済復興とロシアウクライナ戦争により年8.5%というとんでもないインフレになっていて、給料が上がりづらい低所得者の方々の生活はガソリン、住居費、食品等、すべてにおいて打撃を受けています。

 利上げをすると資金調達が困難になり、経済を冷え込ませてインフレを解消するのですが、米のSP500をはじめとする株価指数は、利上げを恐れて今月大きく下がっています。

 金融市場が冷えると、実態経済に及ぼす影響は非常に大きいううえ、先週発表されたGDPはマイナス成長になり、経済指標は今月から明らかに下がり始めました。コロナ感染も再拡大し始めました。

 米国の先行指標となる中国の経済指標も今月からさらに大きく低下し始めました。

 過去の利上げ局面では9回中8回は景気後退(リセッション)になってしまっています。

パウエル議長は微笑みながら、怖くないよと言いながら経済のクビを締めるという難しいカジ取が必要になります。

 コロナのピンチ後に経済を回復させたパウエル議長がどんな発言をしたのか見て行きましょう。

<3:30 FOMC前5:00ヒートマップ>

ヤッター!パウエルさんの発言後にみるみる上昇しました!

パウエル議長のFOMC後の会見で特に大きかったのは今後のFOMCで75bpの利上げは積極的には検討しないとう発言です。

 市場参加者は6月の75bp利上げを100%見込んでいたため、米2年債の金利は前日比で▼4.96%も低下し2.646へ低下しました。ついでにVIX恐怖指数も急落で前日比で▼13.1%も低下し、25.41になりました。

 長短金利差拡大で、低迷していた銀行株にはありがたいですね。

ドル円も3:30過ぎから低下しています。

75bp支持はゼロでした。ブラードさんが75bpと言わなかったのは意外ですね。 今回は会合形式なので緊張したのでしょうか。今後の2回程度のFOMCで0.50%の利上げは検討する。 

 約9兆ドルのバランスシート縮小については、6月、7月、8月に毎月475億ドル圧縮し、9月に最大950億ドル圧縮する見込みです

 中国が新型コロナでロックダウンしているのでサプライチェーンの混乱は継続する見込みで、失業率は半世紀で最低水準で雇用市場はすごく強いですが、経済活動は少し鈍化したと認識されています。

 コアPCEがピークに達した証拠があるが、証拠のみでなく進展を望むと発言。

 しかし、今年の消費は強く、リセッションが来るとは考えていない! とハト的にとらえられる会見でした。

🌟米貿易赤字過去最大!ISM4月非製造業景気指数等、軒並み悪化!コロナも拡大!🌟

<アメリカの貿易赤字が過去最大!>

消費大国アメリカの貿易赤字はいつものことですが、3月貿易赤字は前月比から22.3%も増え、予想1070億ドルを超える1098億ドルで過去最大になりました。

 在庫補充のため、輸入が輸出を上回り貿易は7四半期連続でGDPを押し下げています。

 輸入:3515億ドル(10.3%増)

 輸出:2417億ドル(5.6%増)

先週、1四半期でのGDPが▼1.4%と発表されたときは、貿易赤字が第1四半期のGDPを3.20%押し下げたと分析されていました。

 エコノミストは「輸入品に対する旺盛な需要は米国は需要面が問題であり、消費者・企業の強い需要により物価上昇が続くためFRBは利上げを継続する必要があると見ています。

<4月の非製造業景気指数>

🔥4月の非製造業景気指数は予想58.5に対し、3月の58.3から57.1へ予想以上に低下しました。50以上なので経済は拡大中ですが、ピークアウトがいろんな経済指標に表れはじめました。ISM製造業景気指数も1年半ぶりの低水準でした。

🔥インフレを表す仕入れ価格指数は3月の83.8から84.6に上昇し、過去最高です。

🔥モノからサービスへ消費が移っていますが、新規受注指数も3月の60.1から54.6に低下しました。

🔥雇用指数も3月の54から49.5へ低下。

🔥納入指数も3月63.4から65.1に悪化で供給にかかる時間は長くなっています。

全ての数値が悪化しています!

<米国コロナ感染状況>

WHOの米州事務局は4日、新型コロナ感染者数が米国で前週比27%増加したと発表しました。

北米感染者数は5週連続増加中です。

事務局長は記者会見で、あまりにも多くの国で感染者数や入院患者数が増加している。対策を強化すべきだと呼び掛けました。

米州では1週間で61.6万人の新規感染者がいましたが、死亡者は4200人でした。

 航空、クルーズ、旅行株が振り出しに戻るのは勘弁してほしいですね。

モデルナの決算があり、下半期の新型コロナウイルスワクチンの売り上げは上期よりも増加するとの見通しを公表しました。

重症化リスクが高い場合人には毎年のブースター接種が必要になり、世界で約17億人と推定しています。

 MRNA+5%

<ADP民間雇用統計>

ADPとムーディーズが発表した4月の全米雇用報告は予想39.5万人増を下回る24.7万人増でした。2年ぶりの低水準です。

広範囲で雇用増加が減速です! 労働需要がないのではなく、労働力不足によるもの、賃金上昇でインフレは高まっていると見られています。 雇用は引き続き強いです。金曜の雇用統計に注目です。

🌟EUロシア原油禁輸発表で原油価格どうなった?🌟

EUはロシア産原油の輸入を、海上輸送もパイプラインも全てのロシア産石油の全面的輸入禁止を6カ月間で段階的に禁止する提案を明らかにしました。

 石油は年内には輸入禁止メドでしたね。

制裁決定にはEU加盟全27カ国の同意が必要ですが、依存度が高いスロバキア、ハンガリーが適用免除を求めています。EUは遅くとも9日までには制裁第6弾をまとめたい考えなので、スロバキア、ハンガリーには23年末までの猶予期間を認める見通しです。

 ここから各国にロシア産石油が流れていきそうな気がしますね。

EUの石油企業は中身が49.9%までならロシア産が入っていても、それはロシア産ではないと言ってラベルを貼り替えたりしてるようなので、抜け道も規制しないと一緒ですね。

 ロシアは制裁を受けていますが、ロシアの通貨ルーブルは4日の取引でドルとユーロの双方に対し約2年ぶりの高値と強いです

ドルより強いなら世界最強通貨じゃないかと考えてしまいます。

EUはロシア最大の銀行のズベルバンクやモスクワ信用銀行、ロシア農業銀行を国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除することも提案しました。 今まで何やってたの?って感じですが。

天然ガスはどうなるのでしょうか。

<中国ロックダウン状況>

上海では、コロナ検査での陽性者と濃厚接触者を全員隔離する厳格な措置にもかかわらず、感染が止まらず、5週間にわたるロックダウン解除が遅れています。

 2日5669人、3日4982人と減少はしています。

当局はロックダウン解除は市中感染がゼロになってからと言っています。なかなかの無理ゲーのような・・。

 北京では上海のようにならないように数十カ所の地下鉄の駅やバス路線を閉鎖しています。プチロックダウンです。

中国発の世界の供給網の混乱と経済縮小は続きます。

 今日は中国ロックダウンにもかかわらず原油価格上昇です。

 原油、天然ガス価格は上昇し、特に天然ガスの上昇がひどすぎます。米国の天然ガスはほぼ14年ぶりの高水準です。

米国での天然ガス生産は減少しており、貯蔵ガスは昨年の今頃より21%減少しています。 石炭価格の上昇も天然ガスの急騰に拍車をかけています。

<BPの決算>

英エネルギー大手のBPは3日に発表した決算で、ロシア事業の撤退で約3.3兆円の損失を計上し約2.7兆円の赤字でした。

 2月下旬にロシアのウクライナ侵攻を受けて、露国営石油大手ロスネフチの全保有株式19.75%を売却すると発表していました。

 ただし、ロスネフチ関連の損失は会計上だけで現金の流出はなく、実質的な最終利益は約8000億円です。

 石油・ガス価格の高騰により四半期ベースで過去10年での最高益です。

 エネルギー企業は損失があっても利益が出る状況です。

 株価は2日間で10%以上上昇しました。

🌟決算 UBER 🌟

UBER 決算後▼4.65% 

ウーバーはタクシーみたいな配車サービスとフードデリバリーを提供する企業です。タクシーの市場を奪い急速にシェアを拡大していますが、最近はタクシー会社と提携し始めているので、さらに売上げを拡大できそうです。

❌EPS ▲3.04(予 ▲0.24)

⭕️売上 6.85B(予6.13) +136%

(※EPSは株式含み損、ストックオプションを含む)

GRABと自動運転のAURORA,中国のDIDIへの株式投資で59億ドルの純損失で売られました。売上げ成長は高いですね!

 モビリティ部門が25.2億ドルの売上で、初めてデリバリーの25.1億ドルを上回りました。売上成長率はMobilityが+201%成長、Deliveryが +49%成長でした。コロナから経済再開への方向転換が鮮明ですね。

17.1億回のドライブはyoy+18%増です。

月間アクティブプラットフォーム利用者は、前年比17%増の1.15億人です。 成長しています。

<Q2ガイダンス>

 総予約数(グロス・ブッキング) $29B

 修正EBITDA  2.55億ドル

 22年は通年で初のプラスキャッシュフローを見込んでいます。

🌟決算 LYFT 🌟

LYFT リフト 決算後▼29.91% 暴落!

配車サービスでウーバーの競合です。米国・カナダで活動しています。

コロナ前から売上を10倍にして急成長しています。

シェアはUBER65%  LYFT31%です。

⭕️ EPS 0.07(予▼0.07)

⭕️ 売上 875.6M(予846M)yoy+44%

<Q2ガイダンス>

❌売上9.75億ドル(予10.2億ドル)

❌EBITDA 1000万~2000万ドル(予8300万)

営業利益▼1.99億ドル

ドライバーは1.78万人 yoy+31%

ウーバーよりかなり売上成長率が低いです。

ウーバーよりも料金を安くすることでシェアを奪っているため、ドライバーを確保するためには多くの費用が必要と発言があり、売られました。

Wedbushは目標価格を50ドルから32ドルへ引き下げました。

🌟MAR  マリオット・インターナショナル決算🌟

決算後+4.74%

世界最大のホテルチェーンで140万の客室を展開していますが、ほとんどがフランチャイズです。物件はオーナーが所有し、マリオットはブランドやホテル運営ノウハウ、予約システムなどを提供しています。

 固定費がかからないため、コロナが発生したときも黒字決算でした。

⭕️ EPS 1.25(予0.9)

⭕️ 売上 4.2B(予4.11)yoy+81%

調整後EBITDA: 7.59億ドル(前年同期2.96)

客室1室あたりの売上:全体で+96.5%(北米+99.1%、その他+88.5%)

CEOはレジャー旅行、ビジネス旅行共に好調と見ています。

エアビーアンドビーのように好調です。

本日の朝刊は以上です。

また、明日よろしくおねがいします!

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