🌟今後の見通し🌟
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皆様、大変お世話になっております。
米国株朝刊証券でチーフアナリストをしている朝刊太郎と申します。
いつもは米国株の最新情報を取りまとめて、朝刊という形で皆様にお伝えしていますが、今日は今後の見通しについて誰よりも早く、アメリカで今年の夏以降、最大級のデフレが始まるという見通しや、それに伴うドル円、ゴールド、原油、仮想通貨の展望などをお伝えしてまいります。
内容は最悪の状況を想定したものとなっています。
背水の陣を敷いて全てを失う人が出ないことを願うばかりであります。
1.夏からデフレ懸念へ
今はアメリカは40年ぶりのインフレですが、これはコロナ発生に起因する強烈な金融緩和と、パンデミックやロシア・ウクライナ戦争により供給網の混乱が長期化したために発生したバグのようなものです。
通常ありえないところまでインフレが進んでしまいました。
コロナでFRBは5.3兆ドルも資金を放出し、上がるところまで上がった分だけ助走距離が長くなり、反動で逆側へ動くのが相場というものです。
いわゆるバブル崩壊です。 恐ろしいことに、大恐慌後は高値更新まで25年かかりました。 日本は89年から30年以上たちますが、未だに高値更新できていません。
バブル崩壊は本当に怖ろしいです。
テーパリングが半年遅かったですね。
日本株のバブル崩壊にやや近いペースでコロナ後にダウは上昇しました。
2008年にCPIが前年同月比5.6%をつけた後はリーマンショックの影響で▼2.1%となりました。現在は上がりすぎているため、反動で大きく下がることが予想されます。
今年の7月にはFRBの利上げがやりすぎだということが鮮明になってきて、9月の50bp利上げ、毎月950億ドルのバランスシート縮小は自殺行為と言えるレベルになっていると考えています。 そうなれば利上げがなくなりますが、株価が上昇するかというと、そうはなりません。
JPモルガンやゴールドマンのCEOなどはド不況が来ることに気付いていますが、正面切って断言すると商売あがったりになるので、大きいのか小さいのかわからないけれど、ハリケーンは来ると言ったり、うちだけは大丈夫と言ってオブラートに包んだ表現にしています。 というか、大暴落のタイミングにあわせて一儲けしようと企んでいるはずです。 そのため、一応、警告っぽいことを一度は言いましたよと言う確信犯じゃないかと思います。
FRBは雇用が強いという理由で、ソフトランディングを目指すと言ってますが、6月に政策金利を50bp上げても政策金利1.25%~1.5%と、6月のCPI予想8.3%とは絶望的に差が開いた状態なのでハードランディング確定です。
そもそもFRBを信じてはいけません。この数値を見れば何も仕事をしていなかったのと同じですし、見通しはずっと外れ続けています。
頼みの雇用市場も徐々におかしくなってきています。失業率は3.6%と完全雇用状態ですが、残業時間は減少し、雇用のピークを感じさせます。
イーロンマスクはテスラの固定給社員の10%をリストラすると言ったり、アマゾンも過剰人員と報告がありました。他にもコロナで大きく成長した企業は10%規模のリストラをするところも出てきています。
アメリカ経済は危険な立ち位置です。
ナスダックは高値から5兆ドルを失っています。これは完全にデフレです。
この状態で、歴史上初の連続どころか3連続で50bp政策金利を上げるため、40年上がり続けていた米国株は反動で2026年までは下がり続けると見ています。 もちろん、大統領就任3年目は株価上昇100%ということを知ったうえでの見通しです。
2000~2002年のドットコムバブル崩壊でナスダックは80%暴落しました。日本株も80%暴落です。 米国株は40年間上がり続けてきたため反動は大きいことが予想され、高値から80%暴落する場合、ダウは7300ドル付近まで下げる可能性があります。
次にインフレは54年サイクルということが知られています。
2033年が次のピークですが、まだあと10年あります。ここから5年はデフレが続くと考えています。
2.金利見通し
夏以降デフレになると10年金利は当然上昇しません。
この10年は3.1%程度を上限として推移しているため、現時点でピークに近いと考えています。
デフレの方向性が市場参加者に見えていないため、最近金利が乱高下しています。
デフレの兆候が出ると一気に金利は下がります。
確実にリセッションしますし、ファンドもたくさんつぶれ始めるため、債券は買われ、金利は低下します。
3.為替見通し
そして、デフレにより、アメリカは経済政策をドル安へ誘導します。
今はとてつもなく円安に振れすぎているため、反動で超円高ドル安へ向かいます。
デフレになると、物価下落による企業業績の悪化から賃金が減少し、消費の減退につながり、さらに物価が下落する悪循環に陥ります。
1995年にドル円は79円代となりましたが、54年周期のちょうど半分の27年後の2022年に130円を超えてきました。真ん中は丁度底と考えることもできます。
現在の円安が助走を長くとっています。過去の安値をさらに更新するラリーが予想されます。 しかし、80円を切ってくると日銀の介入が入るため、ドル円の下げは80円付近までと予想しています。
4.原油見通し
原油は夏以降はデフレが強くなるため、ロシア制裁による供給不足の懸念がありますが、需要減のため9月頃には100ドルを切ると思います。
シティ銀行の最新見通しでは、
Q2の北海ブレント原油予測を113ドルとし、Q3は99ドル、Q4は85ドル。
23年の平均価格予想は75ドルとしています。5.ゴールド見通し
ゴールドはアメリカの金利下げと共に上昇すると予想します。
チャートはカップウイズハンドルです。今が底付近と考えます。
6.仮想通貨
暗号資産は株と同じような動きをしていますが、今回のFRBの失策により、見直しが入り、将来は大きな買いが入ると予想します。 量子コンピューターにブロックチェーンが突破されないかは心配ですが。
7.ナスダック
ナスダックはドットコムバブルで崩壊し、今回30%ほど下落したので、傷は浅いと考えるかもしれませんが、SP500がリーマンショック以降に6.5倍になったのと比較すると、ナスダックは11倍になっています。
しばらくは様子見が必要です。 金利は下がるので注目しています。
かなり悲観的な見通しとしましたが、最後までブル相場を探し続ける所存です。朝刊太郎としては、米国株が予想を超えて力強い上昇をしてくれることを毎日楽しみにしています!
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